患者さんの「のぞみ」を
大切にします

医療的に最善とされる選択が、患者さんの希望と必ずしも一致しないことがあります。例えば、病状から入院が望ましくても、病院の病室環境が不快と感じる患者さんや、糖尿病のコントロールが良くないけれど、寝たきりで甘い物を食べる事だけが楽しみな患者さんがいます。私たちは医療的視点だけでなく、患者さんの希望(のぞみ)に寄り添い「その人らしい」生活を遅れるように配慮して診療を行います。そもそも病院ではなく、患者さんのご自宅で診療していますので、命令のようなことはせず、治療内容については、説明して、みんなで一緒に考えて、納得して頂いた上で選択していきます。病院に通院することが難しくなった患者さんの多くはご自分の病状について悲観的になっていることが多く、訪問診療で可能な治療内容も限定されますが、私たちは患者さんとご家族が、小さくても希望(のぞみ)を持ってもらえるような訪問診療を行いたいと考えております。

経験豊富な医師が診療します

当院の院長である林伸一は都内大手診療所で3年間訪問専門の診療をおこなってきましたが、それ以前は呼吸器内科医として外来、病棟で診察を行ってきました。呼吸器内科医として、がん治療、呼吸不全の治療に関わってきただけでなく、総合内科医として、30年以上の豊富な経験があります。訪問診療を始めてからは、寄り添う姿勢を大事にしており、患者さんからは「友達みたいなお医者さん」とよく言われますが。それは最高の褒め言葉でもあります。

小規模ですが顔が見える
関係性を築いていきます

私どもは少人数のスタッフで運営しております。患者さんやご家族の病状や環境を十分理解している医師、スタッフが対応しますので、スムーズな診療ができるだけでなく、見知らぬ医師やスタッフがご自宅に伺い、最初からお話をお伺いするようなことはありません。電話も当院のスタッフが必ず対応するようにしております。
(緊急往診は24時間で対応しますが、代理の医師が診察することがありますのでご了解ください)

医師、看護師、社会福祉士、
そして関連事業者と連携した
患者さん中心のチーム医療を
行います

訪問診療では、治療を目的とした医療だけではなく、患者さんの生活の質を高める。家族の負担を減らすといった内容についても一緒に考える必要があります。このため、のぞみ訪問診療所では医師だけではなく、常勤の看護師、社会福祉士が、それぞれ看護、福祉の立場から介護等の助言をさせていただきます。また、ケアマネジャー、訪問看護ステーション、薬局などの他の事業所と連携しながら、みんなでサポートする体制をとっています。チーム医療という言葉をよく聞きますが、のぞみ診療所では、チームの中心は我々ではなく、患者さんとご家族であると考えています。